2025.04.03
火災リスク対策に「難燃フィルム」という選択肢
電子機器や車載部品、建材、電線カバーなど、私たちの暮らしを支える製品には、火災リスクを抑えるための素材が求められています。その中でも注目されているのが「難燃フィルム」。
近年では、柔軟性や加工性、環境対応も考慮した素材が求められています。そうした高い要求に対応できるのが、インフレーション成形による難燃フィルムです。
吉野化成では、長年培ったインフレーション成形技術を活かし、難燃性・加工性・安定供給を高いレベルで実現した難燃フィルムを受託製造しています。
難燃フィルムとは?
難燃フィルムとは、着火しにくく、火源がなくなった後に自己消火する特性を持つフィルムです。火災の発生や延焼を抑える素材として、さまざまな業界で採用が進んでいます。
■ 主な用途:
- 建設現場の養生フィルム・養生シート
- 輸送用のパレットカバー・内袋
- 展示会やバックヤードの幕材・間仕切り
- 倉庫・工場の一時的な防炎対策フィルム
難燃性だけでなく、「柔軟性」「薄さ」「加工適性」なども評価されるポイントです。
インフレーション成形による難燃フィルムの特長
インフレーション成形とは、加熱溶融した樹脂を空気で膨らませながらフィルム状に成形する手法です。吉野化成では、この技術を活かして以下のような難燃フィルムを製造しています。
■ メリット:
- 難燃剤を均一に分散した安定品質
- 多層構造で難燃性と機能性の両立が可能
- 厚みムラが少なく、後加工にも最適
- シート状・ロール状での供給対応
■ 対応材質例:
- 難燃PE(ポリエチレン)
- 難燃PP(ポリプロピレン)
■ 材質とサイズ:
材質 | 厚み | 幅 |
---|---|---|
PE: 高密度HD | 0.009mm~0.05mm | 150mm~2000mm |
PE: 低密度LD | 0.02mm 0.15mm | 50mm~1200mm |
PE: リニア低密度LL | 0.015mm~0.15mm | 150mm~1200mm |
PP | 0.015mm~0.08mm | 400mm~640mm |
■ 提供形態:
- 原反ロール(巻取供給、ラミネート用)
- 製袋加工済み
■ オプション対応:
- 帯電防止、滑り止め、抗菌、遮光などとの複合機能化にも対応可能
4. 吉野化成の強み|難燃フィルム開発をトータルサポート
吉野化成では、以下のような特長を活かして難燃フィルムの開発から納品まで一貫して対応いたします。
■ 1. 技術提案力
難燃性だけでなく、帯電防止、遮光性、耐候性、柔軟性など、複合的な性能にも対応可能。お客様の製品設計に応じた材料設計をご提案します。
■ 2. 試作・小ロット対応
1ロールからの試作製造が可能。製品開発段階でのスピード対応に定評があります。
■ 3. 品質管理と実績
厳格な品質検査体制と、多数の製造実績。特に難燃規格適合において豊富な経験を持ち、安心してご依頼いただけます。
6. よくあるご質問(FAQ)
Q1:完全に燃えないフィルムですか?
A1:→ 難燃フィルムは「自己消火性」を持つ設計です。完全な不燃素材ではありません。
Q2:難燃試験データをもらえますか?
A:社内試験結果のレポート提出が可能です。外部試験機関の紹介も可能です。
お問い合わせ・ご相談窓口
火災リスクへの備えとして難燃性フィルムを導入したい方、特定用途に応じた機能を追加したい方は、ぜひ吉野化成にご相談ください。